小さな工事は自分でやる (9) 年末修繕教室開催レポート【2009年12月5日(土)開催】

年末に家の片付けの際にできる簡単修繕のリクエストにお応えして、障子の張り替えをメインとした修繕教室を開催しました。

詳細

日時:12月5日 (土) 午前の部 10:00〜12:00 午後の部 13:30〜15:30
会場:桂台イトーヨーカ堂前グランボア 2F イデア隣り
参加費:無料
持ち物:なし

 

修繕教室開催レポート

障子の張替えは皆さん体験をしていたものの、「紙が曲がってしまい気になる」「貼ったあとに黄色くなる」等、出来映えには不満があったようです。それらを解消すべく以下のポイントに注意をして、体験していただきました。

    古い障子紙を剥がす際、のりの付いている桟に水を含ませたスポンジでなぞり、5分ほど放置し
  てから剥がすと、破けずにキレイに剥がせます。


    桟を水洗いした場合は、必ず1日置いて完全乾かしてから障子貼りをします。濡れたまま貼って
  しまうと剥がれてきたり桟から出た木の灰汁が障子紙に移り、シミを作ります。


・ 糊をつける前に障子紙の上部をテープで固定し、枠の大きさに切ります。こうすることで紙が
  曲がらずに貼ることが
できます。


    外枠(糊をのせる5o外側)にマスキングテープを貼ります。これは糊のはみ出し防止のためで
  す。このテープは糊を
のせて紙を張る前に取り除きます。


・ 糊はハケの毛先片側に付け、桟を叩くようにのせていきます。糊の付けすぎには注意をしま
  しょう。


    障子紙を貼った後にたるみやシワができてしまった場合は霧吹きをかけますが、かける際には
  糊が完全に乾いてから吹きかけましょう。剥がれやシミが出る原因になります。


 ちょっとした手間が、出来映えと時間短縮に繋がりますので、このポイントを覚えて実施してみ
 ましょう。





ご参加いただいた方の感想…

・ @自己流よりも作業の出来上がりが良い。A下準備の及び手順をきちんとする。
 これらが今後の参考になった。
(北川様)  

障子の張替え、火災報知器は購入時の目安になり参考になりました。(松本様)

・大変楽しく受けさせていただきました。説明いただいたことに関して、又その他のことでも参加者が質問し、適切な助言をいただいて大変参考になりました。実習に感謝です。(M様)

・以前から一度参加したいと思っていた「障子張替え」ができ、満足した結果が得られてので良かった。(N様)

・ 家具の転倒防止(新聞紙等で前面下に挟み、壁との隙間は空ける事)、障子の糊付けなど参考になった。(I様)

・プロの仕方を教えていただき、手際よく美しい仕上がりになり、心より感謝します。大変親切でわかりやすかったです。(E様)


ご参加いただきました皆様、ありがとうございました